いとまのはなし。

「忙しない日々に少しのいとまを」大学生です。ゆっくりしてってください。Twitter@itomanomanashi

「朝が来るまでは僕だけが正義」悩む若者はとりあえずPlentyを聴け。

捻くれ者の天邪鬼

 中学のころから捻くれてた。先生は活発に若者らしく過ごしましょうなんて言ってたけど、そんな気になれるわけがなかった。

 だれともこの鬱屈を共有する気はなかった。できるわけないと思っていた。誰にも自分の考えなんて理解してもらえるはずがない。そんな風にどこか諦めていた。

 ずっと音楽を聴いていた。音楽が救いだった。同じバンドのことが好きなやつがいても、自分の気持ちをわかられてたまるか、とクラスメイトは誰も知らないバンドばかりを探して聞いた。みんなと仲良くできない自分のことが嫌いだった。

 そんな日々を送っていた。するとある日、誰にも分かるわけがない、と思っていたあの気持ちを誰かが代わりに歌っていたことを知った。 

 少年のような高い声で、世の中にそして何よりも自分自身に対して毒づいていた。毒づいてはいたけれど、決して自らの存在を肯定していた。自分自身を肯定していた。「ひねくれていてもいい」そういってくれる音楽があった。

 

 Plenty

plenty

plenty

 

 


plenty「蒼き日々」from plenty 2015年 秋 ワンマンライブ 15.10.31 日比谷野外大音楽堂

 

朝が来るまでは、僕だけが正義

『蒼き日々/Plenty』

 中高と、この言葉に何度も救われました。人づきあいがうまくいかず、さみしくて泣いてしまう夜も少なからずあった気がします。そんな時はいつもPlentyを聴いて、慰められていました。

 

誰か助けてよ

もういっそ大変身しちゃおうかな

『おりこうさん/Plenty』

 自分にはなんもない気がして、でも、それを認めたくなくて、自分は本気を出せば周りのあんな奴らよりもすごいことができる。そんな根拠のない自信を持つこともありました。

 自分にはなんだってできる、でも、自分が大した人間じゃないことも薄々気づいている。そんな気持ちを言い当てられて、初めて聞いたときは、思わず笑ってしまった記憶があります。

 

まだまだこれからだぜ

 歌詞にフォーカスを当ててきましたが、スリーピースならではのシンプルな構成がかえって胸を打ちます。無駄なものは一切なく、必要な音だけを鳴らして、必要なことだけを歌っている。何度も何度も救われました。

 辛い日々は過ぎ去り、今は平々凡々とそれなりに楽しい生活を送っています。Plentyを聴くことは少なくなりました。それでも、この言葉を思い出します。

 

あるがままでいたいなら、傷ついて泣けばいい。

譲れないものがあるなら、ひとりでも歩くだけ。

「待ち合わせの途中/Plenty」

 

 別に鬱になったわけでもなく、不登校になったわけでもありませんでしたが、中高は部活以外の記憶がほとんどありません。学校生活に楽しいことなんてほとんどありませんでした。あの頃は気づきませんでしたが、同じようなことを思って学生生活を送っている人が結構いるように思います。

  僕に似ている人が、救われればいいと、ささやかながら願っています。

 


plenty 「待ち合わせの途中」

 

P.S江沼さんのソロが楽しみ。